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NINJA
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ちょっと長編14話の仲間視点なのを置いておきます。
ガイが最低なことをやっている間との落差が激しいです。
ガイが最低なことをやっている間との落差が激しいです。
ベヒモスに吹き飛ばされたガイとルークの体は、森に吸い寄せられるように落ちていく。
ティアは崖に駆け寄ったが、すぐに緑に覆われていく二人の姿を目にとめることなどできない。
ベヒモスは二人を飛ばすと、入口の周りにある大きな花の花粉の所為で逃げ帰って行った。
それを見たジェイドは呆然と森の方角を見る。
前衛である二人を失ったのはかなり手痛い。だが、それ以上にガイがルークを守るとは思わなかった。
「そんな・・・ルークが・・・」
ナタリアはその先は言えず、脱力した様子でその場に立ち尽くした。
アニスもあまりのことで目を見開いたまま、森を見ている。
このままここで立ち止まるわけにはいかない。
まだ日は高い位置にあるものの、暗くなったりでもしたらこのメンバーでの戦闘はなかなか厳しいだろう。
「皆さん、しっかりして下さい。ルークにはガイがいます。彼ならすぐ我々との合流を図って来る筈です。ですから、我々はここで彼らを待つよりも、ベルケンドに向かいましょう」
「大佐・・・、でもガイは・・・」
アニスはベヒモスにやられてしまったと言いたげだった。
ジェイドはそれに胸を痛めた様子は一切なく、はっきりと言う。
「彼の目的はあなたたちも知っていますね。その目的が遂げられないまま、彼がこの世を去ると思いますか?」
「・・・・・」
女性たちは黙す。ジェイドの言う通りで、彼が目的半ばで死ぬような人には見えないのだ。
「なら、ベルケンドに向かいましょう。きっとそちらで会えますよ」
「・・・そうですわね」
ナタリアが暗い顔で頷く。
ルークの生死は分からないが、ガイはルークを身を呈して守った。
余程死なれては困るようだ。そういえば預言を覆したと言っていたか、とジェイドはナタリアたちを連れながら思い出す。
それならガイがルークを助けたという理由が分かるものだ。
女性たちもルークの怪我は大丈夫だろうかと口にするだけで、なぜガイが庇ったのかと誰も口にしない。
皆そちらまで頭が向かないというのもあるだろうが、きっと薄らとガイが庇った理由はルークが必要だからと考えているのだろう。
夕日が沈みかけるとジェイド達はすぐに野営の準備をした。
ガイとルークがいないとなると、普通の戦闘ですら厳しい。
それだけ二人に頼った戦闘方法を取っていたのもあるが、女性の体力は高が知れている。
ガイが放った荷物をジェイドたちは拾い、その中に非常食があるのが救いだった。
荷物係はいつもガイとルークの二人に任せてあり、ガイが荷物を置いて行った事に感謝する。
アニスはルークのことが心配した様子でも、明るく笑って、夕食を作った。
「ルークたち、無事だといいですけどね」
「そうですね」
アニスがルークたちと言ったのは、ガイは大佐の言う通り生きているだろうが、ルークのことが不安なのが見え隠れする。
アニスはガイと言う人間がどれ程利己的な人間であるかを知っている。
ルークを庇ったというのは事実だが、自分の命が本当に危険な時にガイがルークを庇うのは考えられない。
もしもルークが足でも挫いていたら、きっと背負わずにそのまま置いてきそうだ。
ガイだってあの高さから落ちれば、怪我をしていて可笑しくない。
そうなれば、アニスはつい目を伏せて、不安げに胸の前に手を持って行ってぎゅっと握る。
ジェイドもその可能性に気付かなかった訳ではない。
今までのガイを見て、自分が怪我をしてルークを背負ってくる可能性は皆無だ。
彼なら森のどの辺りかに置いて来たと、平然と答えそうである。
運がよければ生きているだろうな、といつもの仏頂面で答えてくれるだろう。
「見張りは私がします。あなたたちは眠りなさい」
「大佐お一人ではお疲れになりませんか?」
夕食を終え、日がすっかり沈み、もう寝る時間だ。
いつもガイとジェイドで当番を組んで入れ替わっているが、今はガイがいない。
ティアが気遣わしげな眼を向ければ、ジェイドは肩を竦める。
「私は訓練を受けているので大丈夫です。それに仮眠を取らない訳ではありません。ですからあなたたちは安心して眠って下さい。いいですね?」
「けれど、ジェイド。無理をなさらないで下さいね。辛かったらわたくしたちに申して下さい」
ナタリアはジェイドにそう言うと、ジェイドは少し口元を緩めた。
「それは勿論です。頼りにしていますよ」
「じゃあ、大佐。お先に失礼しますね~」
アニスはそう言うと真っ先に眠っていく。それにならって女性たちもちらほら眠りに入った。
ジェイドはそれを見て、ぱちぱちと気が爆ぜる音を聞く。
ルークが無事なら良いんですが、という言葉を口内で呟いた。
―――――――――――――――――――――――――――
ジェイドがハーレム状態ですね。
そして仲間はガイの心配は一切なしです。容赦ない。
突発的に書いたので色々とおかしかったらすいません。うーん。いつか消すかもしれないです。
ティアは崖に駆け寄ったが、すぐに緑に覆われていく二人の姿を目にとめることなどできない。
ベヒモスは二人を飛ばすと、入口の周りにある大きな花の花粉の所為で逃げ帰って行った。
それを見たジェイドは呆然と森の方角を見る。
前衛である二人を失ったのはかなり手痛い。だが、それ以上にガイがルークを守るとは思わなかった。
「そんな・・・ルークが・・・」
ナタリアはその先は言えず、脱力した様子でその場に立ち尽くした。
アニスもあまりのことで目を見開いたまま、森を見ている。
このままここで立ち止まるわけにはいかない。
まだ日は高い位置にあるものの、暗くなったりでもしたらこのメンバーでの戦闘はなかなか厳しいだろう。
「皆さん、しっかりして下さい。ルークにはガイがいます。彼ならすぐ我々との合流を図って来る筈です。ですから、我々はここで彼らを待つよりも、ベルケンドに向かいましょう」
「大佐・・・、でもガイは・・・」
アニスはベヒモスにやられてしまったと言いたげだった。
ジェイドはそれに胸を痛めた様子は一切なく、はっきりと言う。
「彼の目的はあなたたちも知っていますね。その目的が遂げられないまま、彼がこの世を去ると思いますか?」
「・・・・・」
女性たちは黙す。ジェイドの言う通りで、彼が目的半ばで死ぬような人には見えないのだ。
「なら、ベルケンドに向かいましょう。きっとそちらで会えますよ」
「・・・そうですわね」
ナタリアが暗い顔で頷く。
ルークの生死は分からないが、ガイはルークを身を呈して守った。
余程死なれては困るようだ。そういえば預言を覆したと言っていたか、とジェイドはナタリアたちを連れながら思い出す。
それならガイがルークを助けたという理由が分かるものだ。
女性たちもルークの怪我は大丈夫だろうかと口にするだけで、なぜガイが庇ったのかと誰も口にしない。
皆そちらまで頭が向かないというのもあるだろうが、きっと薄らとガイが庇った理由はルークが必要だからと考えているのだろう。
夕日が沈みかけるとジェイド達はすぐに野営の準備をした。
ガイとルークがいないとなると、普通の戦闘ですら厳しい。
それだけ二人に頼った戦闘方法を取っていたのもあるが、女性の体力は高が知れている。
ガイが放った荷物をジェイドたちは拾い、その中に非常食があるのが救いだった。
荷物係はいつもガイとルークの二人に任せてあり、ガイが荷物を置いて行った事に感謝する。
アニスはルークのことが心配した様子でも、明るく笑って、夕食を作った。
「ルークたち、無事だといいですけどね」
「そうですね」
アニスがルークたちと言ったのは、ガイは大佐の言う通り生きているだろうが、ルークのことが不安なのが見え隠れする。
アニスはガイと言う人間がどれ程利己的な人間であるかを知っている。
ルークを庇ったというのは事実だが、自分の命が本当に危険な時にガイがルークを庇うのは考えられない。
もしもルークが足でも挫いていたら、きっと背負わずにそのまま置いてきそうだ。
ガイだってあの高さから落ちれば、怪我をしていて可笑しくない。
そうなれば、アニスはつい目を伏せて、不安げに胸の前に手を持って行ってぎゅっと握る。
ジェイドもその可能性に気付かなかった訳ではない。
今までのガイを見て、自分が怪我をしてルークを背負ってくる可能性は皆無だ。
彼なら森のどの辺りかに置いて来たと、平然と答えそうである。
運がよければ生きているだろうな、といつもの仏頂面で答えてくれるだろう。
「見張りは私がします。あなたたちは眠りなさい」
「大佐お一人ではお疲れになりませんか?」
夕食を終え、日がすっかり沈み、もう寝る時間だ。
いつもガイとジェイドで当番を組んで入れ替わっているが、今はガイがいない。
ティアが気遣わしげな眼を向ければ、ジェイドは肩を竦める。
「私は訓練を受けているので大丈夫です。それに仮眠を取らない訳ではありません。ですからあなたたちは安心して眠って下さい。いいですね?」
「けれど、ジェイド。無理をなさらないで下さいね。辛かったらわたくしたちに申して下さい」
ナタリアはジェイドにそう言うと、ジェイドは少し口元を緩めた。
「それは勿論です。頼りにしていますよ」
「じゃあ、大佐。お先に失礼しますね~」
アニスはそう言うと真っ先に眠っていく。それにならって女性たちもちらほら眠りに入った。
ジェイドはそれを見て、ぱちぱちと気が爆ぜる音を聞く。
ルークが無事なら良いんですが、という言葉を口内で呟いた。
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ジェイドがハーレム状態ですね。
そして仲間はガイの心配は一切なしです。容赦ない。
突発的に書いたので色々とおかしかったらすいません。うーん。いつか消すかもしれないです。
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